トレド大聖堂
トレドは、542年からゲルマン民族の西ゴート王国(418-720年)の首都となり、589年に王のカトリックへの改宗とカトリックの国教化を決めた会議が開かれ、この後大司教座が置かれた。その後、イスラム教徒に支配されたが、1085年、カスティーリャ王アルフォンソ6世が奪還し、以後カスティーリャ王国、スペイン王国の首席の大司教座とされてきた。1226年、カスティーリャ王のフェルナンド3世が首席大主教座にふさわしい聖堂の建設を命じ、270年かけて1493年この大聖堂が建立された。
塔の左上の黒いしみのようなものは鳥である
塔(鐘楼)はゴシック様式のもので、正方形の断面のものに八角形の尖塔が乗る。高さ92mに達する。向かって右の高いものは礼拝堂のドームで、キリスト教とイスラムの様式が融合したモサラベ(イスラム化したキリスト教徒のこと)様式。22の礼拝堂がある。下の床面見取り図の赤い色の数字や矢印のところをクリックするとそこの写真と簡単な説明が見られる。なお、内部の撮影はフラッシュを焚かなければ自由のようである。私が夢中で写真を撮っていると、係員に1回注意されたが、それはうっかり帽子を被ったままでいたことについてだった。この図の数字は私が回った順にほぼそっているだけのもので、それ以上の意味は無い。また、番号無しの空いているスペースは、中に入れなかったり、閉まっていたり、うっかり写真を撮らなかったところである。東
←北→南
西
上の写真は右の青い矢印の方向から撮ったものである。塔の下が27番である。 ↖
いちいち細かいところまで見たくない方のために、下に、この大聖堂の中の主な見どころの写真を載せるので、クリックするとより大きな写真による説明が見られる。