18. Cap Mayor 主礼拝堂
柵で塞がれているため、それ以上は近づけないが、その隙間から一眼レフカメラのレンズも入るので、柵無しでの主祭壇の写真が撮れる。
この写真を2回クリックすると、金色に輝く主祭壇のより大きな写真が見られます。
さらに→ここ←をクリックすると私の分った範囲でそれぞれのシーンの意味がつけられたものが見られます(さらにクリックすると大きな画像になります)。より詳しく御存知の方は連絡を下さりお教え願います。
この主祭壇は高さ約30m、木彫りに金や色彩を付けたもの。中央下に聖母子像。上にイエス誕生、マリア像、そして十字架のイエスが彫られている。Wikipedia「Toledo Cathedral」のDeepL日本語訳によると、「シスネロス枢機卿(※1)の依頼で1497年に着工され、1504年に完成した。この集団的傑作に協力した建築家、画家、彫刻家の中には次のような人物がいる: エンリケ・エガス(※2)とペドロ・グミエル(デザイン)(※3)、フランシスコ・デ・アンベレス(※4)とフアン・デ・ボルゴーニャ(※5)(木彫の仕上げに金箔や打ち抜き模様、多色装飾を施した)、ロドリゴ・アレマン(※6)、フェリペ・ビガルニー(※7)、ディエゴ・コピン・デ・ホランダ(※8)、セバスティアン・デ・アルモナシド(宗教画)(※9)、ジョアン・プティ(彫刻と細糸金銀細工)(※10)である。重要な彫像と、欄干、尖塔、小さな主塔、飾り柱の壮麗で繊細な細糸金銀細工があり、すべてジョアン・プティが手がけた。連続する5つのパネルから成り、中央のパネルが最も幅が広く、高さは5階建てで、分離線は階段状になっている。中央のパネルは、下から上に向かって、銀メッキの聖母子像、木彫りのゴシック様式の聖壇と聖体顕示台(※11)、その上にマリアの被昇天が描かれている。全体は、ゴルコダの丘でのキリストの磔刑の記念碑的な場面で頂点に達する。イエスの生涯と受難のさらなるテーマは、他のパネルにも表現されている。」※1: 1436生~1517年没のスペインの摂政、枢機卿。
※2: 1455~1533 トレド生まれの建築家。
※3: 1460?~1519 マドリッド東方のアスカラ・デ・エナレス生まれの建築家。
※4: 15世紀後半から16世紀初頭にかけて活動したトレド出身の画家。
※5: 1470?~1536 ブルゴーニュ公国生まれの画家。スペインで活動。
※6: ライン地方またはフランドル地方出身の建築家、彫刻家。トレド大聖堂聖歌隊席建築にも関わる。
※7: ブルゴーニュ生まれの彫刻家。
※8: オランダ出身といわれる、15世紀後半から16世紀前半にかけて活動した彫刻家
※9: 1460~1526 トレド生まれの彫刻家
※10: ?~1504 彫刻家
※11:イエスの体とされるパンを見せるためのものそれぞれの※「注」については私が調べたものである。
なお、この主祭壇の地下には、La Cripta 地下聖堂があり、聖ウルスラという若い女性の遺骸?遺骨?を安置した、Capilla del Sepulcro 聖墓礼拝堂がある。→La Cripta