バイクによるカオス
ハノイの空港から街中に近づくにつれて、道路にバイクがどんどん溢れてきた。ホンダのものが一番多いとのこと。自動車も走っているが、遥かにバイクの数が多い。「2024年9月時点における全国のバイク台数は7700万台で、国民のバイク保有率は77%に達しており、世界最高水準となっている。また、交通運輸開発戦略研究所(TDSI)によると、2023年末時点における全国のバイク台数は7300万台以上で、車両台数全体の93%を占めた。」
(VIET JO「ベトナム人のバイク保有率、77%に到達 世界最高水準」 https://www.viet-jo.com/news/social/241106174221.htmlより)自動車との車線分離も決まっていないようで、自動車の間を縫うように入り乱れて走っている。そして、タイと同様、歩行者用信号、横断歩道が極めて少なく、道路を歩いて横断したい人は、走行している自動車やバイクの間隙を見つけて「命懸け」のように渡らなければならない。また歩道の多くは「バイクの駐車場」と化している。そしてこれらの排気ガスのため、都市はスモッグが出て、コロナは収束していたのに、多くの人が対策としてマスクをしていた。ベトナム当局は、このバイク渋滞を緩和すべく、ハノイとホーチミンに一部モノレールや地下鉄も組み込んだ高架鉄道を建設していくとのこと。もう出来上がっている路線もあり、私も乗ってみた。
バイクと自動車の交雑状態
画面左の坂を登ろうとしているぎゅうぎゅう詰めバイク群
大人はバイク二人乗りまでOKで、子供についてはノーカウント。だからこのような4人乗りも可とか。子供たちは学校の登下校は親にバイクに乗せてもらって行うとのこと。
歩道は駐車バイクで溢れて狭くなっている
道路を横断したい歩行者は車の間隙を縫って渡る