1975年4月30日 解放軍が突入した旧大統領官邸


 フランス統治時代の建物が、グエン・バン・チューのクーデターによって破壊された後、彼によってその場所に「ベトナム共和国」の大統領官邸として、現存するものが建てられた。そして、1975年4月30日、南ベトナム解放軍の戦車がここに突入し、戦争は完全に終結し、翌年南北統一のベトナムが建国されたのであった。現在は、「統一会堂」として一般公開されている。私たちが行ったときは、どこかの病院の「忘年会」の準備がなされていて、そこに参加するのであろうアオザイで着飾った若い男女たちと、施設見学の観光客で溢れていた。入口入って右手に当時突入した戦車が展示されていた。


官邸の2階から撮った写真。この真ん中が入口。ここに直角に、当時のベトナム労働党書記長名に因んだレ・ズアン通り。戦車はここを通ってやって来た。


2台戦車が陳列されているが、こちらの方が「一番乗り」したもの。


この戦車の横から見た統一会堂(旧大統領官邸)


 

2階の大統領執務室。右写真真ん中がグエン・バン・チュー


大統領応接室。大統領の座が一段高く作られていて、ひじ掛けの先端には皇帝のシンボルである竜が彫られている。



内閣会議室


会議ホール


宴会場



 

地下も見学できる。大統領の作戦室指令室などがあった。


建物に付属してヘリポートがあった


  

今に残る戦争の跡 

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