アイリッシュミュージック、ダンス堪能
アイルランド独自の音楽はテレビや映画「タイタニック」で見聞きしていただけだったので、生演奏に期待していた。ダブリンのランスダウンホテルと、アーリントンホテルのディナー付きショーをそれぞれ別の日に予約して行き、音楽だけでなくアイリッシュダンスまで鑑賞できた。
ランスダウンホテルのショーは、アーリントンホテルの200名近くの観客の大きなショーではなく、割合こじんまりとした会場で行われた。写真のギターを担当している人がおしゃべりも担当した。その中で観客に「どこから来たのか?」と質問する場面があり、皆ヨーロッパの国名やアメリカの州名などをあげた。私が「Japan!」と声をあげると、ちょっとざわめきがあった。欧米の人々にはまだ遠い国なのであろう。残念ながら日本人は私一人だけだった。1人だけの女性演奏者は、実はアイリッシュダンスの名手のようで、いくつかの音楽が盛り上がったときに、急に立ち上がり、舞台の前の方に進んでダンスを披露して皆を驚かせていた。実は、このショーはアイルランドに深夜着いた日の夕方から始まったものだった。このアイルランドに来る前までいたラトビアからの予約していたKLMの便が遅れたため、エールフランスの便に変更となった関係で、ラゲージがまだフランスに置かれたままで、アイルランドに到着してなかったのであった。そのような事態に備えて、スマホの充電器を機内持ち込みの手荷物にすれば良かったのだが、私の詰めの甘さから充電器はまだ届いていなかったラゲージの中にあった。それで、スマホのバッテリーがどんどん無くなってしまい、ビデオなどを撮ろうものなら一発で電源が無くなる状態だった。ということで、せっかくいい演奏を聴き、素晴らしいダンスを見られたのだが、音楽をここでお聞かせできないのが残念である。
左の男性は木製のアイリッシュフルートの他、縦笛のティンホッスルも吹いた。またアイリッシュバグパイプは口から空気は入れず、肘でふいごを動かし音を鳴らすもの。
スマホビデオに撮れなかったので連続写真でアイリッシュダンスの一端を紹介。基本は上半身の振りはせず下半身で踊る。よく言われるのが、イギリスからダンスを禁止されたので、窓から上半身が動いていないのを見せて下半身だけでダンスをするようになったためだとのこと。
左は箒を使ってのダンス。箒に触れずに素早く跨いで左右に足を寄せるのを見せ場として、繰り返して踊るもの。このダンスは有名なもののようだ。ダンスの中には右のようにやや過激に足を上げるものもあった。
アーリントンホテルのショーは、大人数が入る劇場のような感じのところで、おまけに私の座らされた場所が舞台の横でしかも遠くだったため、よいビデオ映像とは言えない。ただ、若い男性も踊っているので、ダンスの足の動きがよくわかるかもしれない。