こんな遠くに「日本」がある


 日本から最短距離で約8,000km、2025年時点で、ロシア上空を通らないと最短のフィンランド航空で乗り継いで約15時間のラトヴィア。かなり遠い国と言えます。日本人の多くが、バルト三国のエストニア、ラトヴィア、リトアニアを北から南まで順に言えず、またそれぞれの代表的民族衣装を見てもどれがどれだか分らないように、ラトヴィアの人々にも日本の文化は馴染が無く、分らないと思っていました。しかし、リガの街角で、日本に関係あるものや日本語を使うものが意外に多いので、びっくりしました。それぞれ、どうして日本や日本語と触れたのかはわかりませんが、いくつか紹介しましょう。
 Shiseidoは、ディオールやイヴサンローランなどと並ぶ、化粧品有名ブランドの地位を獲得しています。



駅ビルの中のショップ

  
 リガ鉄道駅の入口の回転ドアに「sushi」の文字と写真がありました。見た感じはまともそうです。 毎日列車で通勤する人はsushiの名前とイメージを持つことになるわけです。この「my sushi」のサイトを見ると店の歴史が書いてあり、初めはエストニアのアパートで調理しての宅配サービスから始まり、やがてレストラン店舗を構え、リガにも進出したチェーン店の様です。ただし、駅中のスーパーに、この写真とは違う、この店のものかどうかは不明ですが、「Sushi」のセットを売っていて、マヨネーズも入っているようですし、スペインで食べたSushiが、とても硬いご飯で、おまけに酢飯とは言えないものだったので、ラトビアではいっさい口にしませんでした。そのSushiを食べたラトヴィアの人々が、「こんなものなのか」と本場日本の寿司を誤解しないか心配です。




 「Karaoke」はたぶん他の国でもある程度普及していることでしょう。




 次の二つは、それぞれ別の食品店で見かけたものです。一定の需要があるのでしょうか?

 

右の店のものは、台湾のお菓子と一緒に売られていました。脇の飾りが日本と中国の文化融合です。


 次の日本語を見つけたのは、鉄道駅近くの、飛行機の格納庫を改造した中央市場の中です。ツアーで来る日本人が多いのかもしれません。

 


 ここからが佳境です。下の三つのネーミングには笑ってしまいました。

マロンクリーム入りチョコレートでした。


 

左は駅中スーパーにて。緑のラベルのは普通にカップヌードル味でしたが、赤ラベルのは全く口に合いませんでした。 右の店は、日本料理店の様ですが、経営者が本当にこれだと日本人は中に入りませんよ。意味が分っててこの店名で通しているのでしょうか?


  


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