トレド遠望


 トレドはその司教座がスペイン・カトリックの首座とされる町であり、マドリッドから高速鉄道で30分で来れるところである。旧市街全体が世界文化遺産となっている。町の南側に、撮影にぴったりの展望台があり、天気に恵まれてまずまずの写真が撮れた。


 町は三方をタホ川に囲まれている。中央やや右に一基の尖塔が見えるのが大聖堂。右手の一番高い建物は11世紀にイスラム勢力から奪還した後建てられた砦「アルカサル(城、の意味)」で、現在は軍事博物館になっている。本当ならゆっくり街を散策したいのだが、迷路の街を時間をかけて歩く余裕と自信がなかったので、駅からタクシーでこの展望台に寄ってもらってから、大聖堂に行ってもらい、大聖堂には2時間くらい滞在してばっちり写真を撮りまくった。行きに乗ったタクシーの運転手には英語が通じ、帰りも大聖堂まで迎えに来てもらい迷路を全く苦にせず駅に行き、軽い食事もとって、マドリッドに戻り、王宮の見学に時間を割くことができた。ただ、ここまでの往復切符を、前日マドリッド・アトーチャ駅で直接予約しようとしたら、番号札を渡されたものの、1時間近く待たされたので、これから行こうという人は、ネットで切符の予約をした方がいい。
 
 ついでの話だが、トレド駅はイスラム風のユニークな外観で、さらに、中にはアラベスク模様のタイルを使った装飾があるとともに、キリスト教風・かつイスラム的な形のステンドグラスもあり、両宗教の合わさった趣のあるものだった。ついカメラを向けた。
 



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