民族衣装のパレードの日
----KamnikのDnevi narodnih noš in oblačilne dediščine(民族衣装と服飾遺産の日)
Kamnik(カムニク)は、首都リュブリャナから電車で約50分くらいの、人口14,000人弱の町である(サイト「Population of Kamnik on september 2024」より)。スロベニアの最古の町の一つで、交易で賑わったところであった。また、バイエルンのアンデス伯爵家という貴族の権力の中心地でもあった。1966年にカムニク市民が「民族衣装の日」を企画し、その後、「民族衣装と服飾遺産の日」と名称を変え、今は9月第2日曜日に、スロヴェニアの民族衣装を着た人々のパレードが行われる。その2日前の金曜からこのフェスティバルが始まり、地元の吹奏楽団などの演奏、フォーク歌手の歌唱、海外からのフォルクロアのグループも招いての民族舞踊なども行われている。2024年で第51回目を迎え、イタリアやスロバキア、北マケドニアからの民族舞踊団を招待していた。そして最終日の日曜、9月8日の午後3:00から、民族衣装で着飾った各グループや演奏しながらの楽団、バトンガールズの1時間ぐらいのパレードで盛り上がった。かなりの人々が見にやって来ていた。私はこれが目当てでKamnikに行ったのである。スロヴェニアの民族衣装はもちろん、先ほど列挙した各国の様々なものやそれ以上のものまで見られて大満足だった。日本では観光案内にもほとんど触れられてなく、取り上げたサイトも無いようなので、私がこのパレードとスロヴェニアの民族衣装を紹介するのは意味があることだと思った。ちなみに、https://visitkamnik.com/en/events/top-events/days-of-national-costumes-and-clothing-heritage という祭典全体の案内サイトがある。日曜午前中から街にくり出したが、中心のMedvedova通りには食べ物の出店などが出ていて、大勢の人々が集まり、また中央舞台も設えられ、各国の民族舞踊が演じられていた。パレードは、Samostanska通り-Medvedova通りという中心の通りを南から北へと進んだ。
フェスティバルの様子の一端。右の2枚の旗は、左がカムニクの旗、右が今年のフェスティバルの旗。
中央舞台ではスロバキア(左)、北マケドニア(右)の民族舞踊が舞われた。