民族衣装のパレード その2  


 ここから、スロヴェニアの一般の人の民族衣装によるパレードとなった。まず地元のKamnikカムニクの人々が登場した。小さな子供からお年寄りまで、多くの人が笑顔で行進した。女性は手に白いハンカチを持って観客に振り、男性の何人かは赤い傘を手にしていた。中にはキャンディーを観客に投げ渡したり、赤いカーネーションの花を手渡す人もいた。とりわけ、女性の白く高い被り物と肩から掛ける鮮やかで洗練された様々な色柄のショールが印象的である。ときおり「ヒィッヤッホー!」(?)というような甲高い奇声を発する男性がいる。これも民族文化の伝統なのであろう。

このすぐ上の、右手に緑色の何かお菓子を持っている女性は、この後観客席にそれを投げ入れた。


 
 Kamnikから東へ約10kmの「Motnik」という村の人々の行列。KamniKと同じ民族衣装。ここは男女とも赤い傘を差している人が多かった。雨が降っていたわけではなく、この傘も民族衣装の一部をなすものと思われる。

ちなみに、少年が持っている看板は「菩提樹の下の鼓動 Motnik農村協会」と読めるようだ(マイクロソフトのAI「Copilot」や翻訳ソフトDeepLを使って)


 ブラスバンドの後、リユブリャナから北東約4kmのDomžaleドムジャレ市の民族衣装協会のグループの行進。かわいい子どもたちが市の名前を紹介。ここも赤い傘を差す人が多いが、民族衣装はKamnikと同じもの。アコーディオンの民謡?演奏付き。


 ドムジャレから更に北にあるRadomljeラドムリェの人々のパレード。

地図中右上がRadomlje


 次いで、リュブリャナの北にあるVodiceヴォディツェ市(上の地図参照)の「伝統衣装と馬車愛好家協会」のメンバーのパレード。


 
この後、どこのものかよくわからないグループのパレードが続いた。民族衣装はKamnik以降のものと同じである。 


 次はリュブリャナから北北東約5kmのSmlednikスムレードニクの人々のパレード。今までの民族衣装とは違うものである。


 次のは「リュブリャナの服装」という意味だが・・・

被り物だけ違う女性が1人、その後に全く違うように見える女性が1人いるが、これは皆と同じ衣装の上からジャケットにあたるものを着ているいるもの。

こちらは被り物は「定番」のもので、おそらく上からジャケットを着ているものであろう。


 続いては、普通の服装のユニークなグループ。左がKamnik養蜂協会。右もKamnikの「年代物自転車愛好家たち」

  


 スロヴェニアの伝統的民族衣装を着けた徒歩の最後のグループは、リュブリャナの観光業の人々だと思われる。


 招待された外国の民族衣装のグループだと思われる、ボスニア・ヘルツェゴビナの亡くなった政治家の名を冠した、同国ルチカにある文化芸術協会のグループがなぜか最後の方で登場した。

 


 この後は、馬車で、そして最後にはトラクターで引っ張る車がそれぞれ数台スロヴェニアの民族衣装を着た人々を乗せて現れ、パレードは過ぎ去って行った。幸い終わりまで雨が降ることは無く、この民族衣装盛りだくさんのパレードは終了した。

 

 


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