青天に白い山
「白い山」の意味のモンブラン。ヨーロッパ最高峰標高4810m。
私の体力ではとても登れないし、その趣味もないので、せめて見てみたい、できれば青空に映えるところを見たい、と思った。旅行スケジュールに余裕がなかったので、パリからジュネーブに飛び、そこから麓のシャモニにバスで行き、仰ぎ拝もうと、できるだけ早く行ける、やや贅沢な計画をした。二つ心配があった。一つは選んだ日が晴れるかということ。まあ、こればかりは運。雨や曇りでもシャモニのカフェでコーヒーでも飲んで滞在予定の6時間をすごせば、少しは晴れ間がでてちょっと見ることだけはできるかもしれないと楽観的希望をもつことにした。二つ目は、ジュネーブからシャモニへ行くバスを往復とも予約して来なかったこと。身内の病気もあって不十分な準備のまま来てしまった。バスが満席ならタクシーで行こうと決意した。航空機でジュネーブに無事着き、ホテルのコンシェルジュに相談すると、バスを当日予約してくれた。思ったより混んでいなかった。そして、運命の2012年8月7日、ジュネーブの天気は快晴!! 雲一つない。これならシャモニも、と期待は膨らんだ。ホテルまで車が迎えに来て、市内のバスターミナルまで送ってくれた。どうやら、コンシェルジュは日帰りツアーとして予約してくれたのである。そこで乗るように言われたバスは2階立てバスで、1階はただジュネーブに行く人の乗るところ。2階が日帰りツアーの人々の席となっていた。ゆっくりとわかりやすく話してくれる男性英語ガイドが付いて、ジュネーブのチョコレートの土産のことやら、風景のことを説明してくれた。車内で、ロープウェーや登山電車などのオプショナル・ツアーはいかが、と言われたが、私は初志貫徹。シャモニでコーヒーを飲み、モンブランを眺めるだけでいいとした。ガイドは帰りのバスの出発時間を何回も繰り返した。「もしこのバスを逃すと片道300ユーロのタクシーで帰ることになります。」と。私は安易に最悪タクシーででも往復するぞ、と思ったわけだが、ここまで高いものとは思ってなかった。このバスツアーは100数十ユーロ。ジュネーブでは空港に近い高めのホテルを取ったが、コンシェルジュがたいへん親切で、往復タクシー代を払うことを考えたら大正解だった。そして、シャモニに着くと思ったようにここも快晴!! ガイドが「モンブランが見えています。」とうれしい一言!バスを降りて、とにかくばっちり見えていたモンブランを町から撮りまくり、時間にとても余裕があったので、モンブランの反対側の山にロープウェーで登り、モンブランを拝むことにした。そこでランチも食べた。そして、麓に戻り、モンブランを見ながらカフェでビールやコーヒーを飲み、たいへん優雅なひとときを過ごすことができたのであった。

シャモニのカフェで、ビール、コーヒーを飲みながらモンブラン鑑賞。どれがモンブランかわかりますか?

モンブランと反対側の山にロープウェーで登り、モンブランとシャモニの町を見る。麓からはモンブランの高さがよくわからなかったが、ここまで登ると一番高いのがモンブランだとわかる。

モンブランを眺めながらランチ。パングラタンが美味しかった。

ちょうどモンブラン上空を通る航空機があったので撮影。