最高地点312mの平らな国


 「4つの文化的歴史的地域の集まった国・・・」のサイトで紹介したヴィドゼメの下の写真は、スィグルダという場所にあるトゥライダ城の上からの眺めです。近辺のガウヤ国立公園の森林がガウヤ川沿いに広がっていますが、いかにこの国がかつて氷河によって削られ平らになっているかを示していると思います。さらにその下のラトガレのダウガヴァ川沿岸の景色もこの国が平らなことを教えてくれています。



 また、クルゼメのクルディガには、「ヨーロッパ一広い滝」とうたうヴェンタ滝がありますが、広さは約240mですが、その高さは2mにすぎません。また近くにはラトビア一の高さをうたうアレクシュピーテ滝もありますが、その高さは4.5mにすぎません。これらもいかにこの国が平らなのかを示しているのではないでしょうか。

ヴェンタ滝


 この国の最高峰は、ヴィドゼメのGaiziņkalnsガイジンカインスという山(丘?)標高312mです。Madonaマドゥオナという町から本数の少ないバスも出ていますが、自動車で片道約30分で麓まで行き、そこから頂上まで作られた約130段の階段を登り、さらに3分くらい、草の生えた緩やかな斜面を登ると頂上にたどり着きます。


ガイジンカルンスの一端。まだこれは頂上を見ているのではなく、右の木々の後が頂上


  

二つの階段、合計130段を登って少し斜面を上がると頂上(右)。


最高峰標高312mからの眺め。これからも平さが分るようだ。冬はスキー場となる。



  


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